Androidの識別番号から追跡

中国系アプリのTikTok。日本でも大変人気ですが、ウォールストリートジャーナルによるとTikTokがAndroid端末の個人情報保護をすり抜けて実に何百万にも及ぶスマホの識別番号を収集していたことが明らかになったらしい。

本人に情報収集を拒否する機会を与えずにオンラインでユーザーを追跡したり、その他情報を集めていたという事実はGoogleの規約違反となり、これを受けてアメリカのトランプ大統領は「個人情報が中国政府に流出する懸念がある」としてアメリカ国内での事業をアメリカ企業へ売却しなければアメリカ国内での事業を禁止すると発表している。

なお、セキュリティの専門家によると、TikTokが行なった収集方法は異例の多層暗号化という形で巧妙に隠されていたようです。

オレっちはiPhoneだから関係ないのかもしれないけど、一般ユーザーからすると分からないことだし、いまや個人情報というものの大切さ、漏洩の怖さは計り知れないものがあるので、中国系アプリ自体に恐怖を感じる。偏見かもしれないけど、中国系アプリのダウンロードや使用は注意しようと思えるニュースでした。

なお、その後中国外務省の副報道局長は17日の定例会見で、トランプ大統領がアメリカ国内での事業を売却するように中国企業に命じたことを受けて、「強盗の論理で奪おうとしている」と反発の姿勢を見せたとのこと。加えて、「中国がTikTokを悪ようしている証拠をアメリカ当局も示せていないでしょ」と強調したようです。

人気のアプリだけに怖いことですが、iPhoneであれAndroidであれ、現在は多くのアプリに溢れています。どれを使用するのか全てユーザーの判断だし、より便利に、より楽しく、そうした目的でアプリを使うので、各アプリ開発者や企業はしっかりとルールを守ってユーザーに安心を与えるアプリの提供をお願いしたいものですね。

ユーザーとして、様々なアプリを使用する場合も、つい見落としがちな規約など、しっかり確認するようにしないと怖いなぁ。そしてめんどくさい。

一番安全なのはスマホを使わなければいいのか。。。（いや、無理ぽ笑）